初!ピアノ教室なのに、先生が踊る

クリスマス会、無事終了し慌ただしい年末年始を終えて記憶喪失になっていたのですが、このごろちょっとずつクリスマス会で踊った事を思い出して赤面してます。私、踊ったんだよ!人生初。小学校のマイムマイム以来だわ。でも、もう大人だし、恥を自虐持ちネタとして携えて行こうと思います。

ソロの演奏

生徒たちは本当によく頑張った。ソロもとても上手だったし、不満が噴出していたスケールのテストも、全員無事に合格しました。スケールは、秋口から「スケールのテストやるからね」と私が口をすっぱく言っていたのに、ほとんどの子が本気にしていなかったんです。最後の最後にかなり焦った子もいたみたいだけど、スケールがちゃんと弾けるようになるのにはとても時間がかかるし、でも、ピアノを弾く上でスケールの勉強をしているって、結果良い事しかないんです。練習したら、だれでも弾けるしね。

スケールのテスト中

ところで、今回ゲストでお招きした中出先生もなかなかキャラクターの濃い人で、華やかなドレスがとても似合う方なんです。バロック時代の当時の文化や生活のお話をしながら、ドレスを着て、お姫様ぶりをみんなに見せてあげてほしいという私の依頼を超多忙な中、快く引き受けてくださったのです。

やったー!今年のクリスマス会は楽しくなりそう、と安心していて、ほぼ忘れていたのですが、数日後に突然、「お姫様には王子様が必要。ともこちゃん、王子様になって!」と無茶ぶりを言ってきたのです。ええっ?!!!とたじろいでいたのですが、何がどう転んだのか、たじろいだまま、すってんころりんと転がったかのように、あれよあれよという間に王子様の衣装が用意され、ヴァイオリンの竹吉さんの家で試着をして、「ウエストが入らないね、ダイエットだね」昔は痩せていたのに、なんて話していたのも束の間、直前にはダンスの特訓が中出邸の広間で行われたんです。

この頃にはもうかなり開き直っていたのですが、だからと言って一朝一夕でメヌエットが踊れるわけがない。しかも、中出先生はなかなかダンスの指導も細かい。お扇子を持ちながら、「違う違う!」と1歩進む度にピシっと止められ(涙)!最後にはビデオを撮ったので、家で練習してきてね、と言い放たれてしまいました。

私はというと、自宅のピアノ室で子犬のチャコに足の周りをまとわりつかれながら、何回か練習しましたよ。ええ、しましたとも。チャコは遊んでもらっていると思っていたみたいだけど。

備品庫から召喚

そんなわけで迎えたクリスマス会本番。生徒たち全員の熱い演奏が終わった後、王子様とお姫様の衣装にそれぞれ着替えて、「新郎新婦のお出まし」のように、小ホールの備品庫の中から拍手に迎えられて出てきたのでありました。バッハ(ペッツォルド)のト長調のメヌエットに合わせて、とても短いけどみなさんが驚いてビデオを回したり写真を撮っている中で踊りましたよ!ああ、恥ずかしかった・・・!

馬子にも衣装で、みんなに結構褒めてもらっちゃいました。ていうか、私の涙ぐましい頑張りを認めてくれただけかもしれない。

バロック時代のお話をする中出先生
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