初めてのならムジークフェスト、大安寺でピアノトリオ・ソナーレのメンバーとして演奏いたしました。
ベートーベンやピアソラ、ドビュッシーなど世界各地の音楽スタイルを演奏し、少しだけ海外旅行気分を味わってもらおうと思ったのですが、弾いている私たちもとても楽しかったです。会場は満員御礼で、当日券を求めに来るお客さんもいらっしゃって、ムジークフェストに出ることによるパブリシティの力を感じました。コンサート、楽しかった、もっと聴いていたかったと沢山の人から温かいお言葉をいただき、本当に嬉しかったです。
ちょうど今、大安寺展が奈良国立博物館で開催されていて、偶然にもその企画をされたのがカンタービレピアノ教室の元生徒のお母様。なにか、深いご縁を感じました。
大安寺の獅子吼殿(ししくでん)はとても響きの良いホールで、ピアノは小さいながらもとても弾きやすい美しい音色のピアノでした。ふと中を見ると、なんどウィルヘルム・ケンプのサインがマジックペンでされているではありませんか!!住職さんにおたずねしたところ、昔、ケンプが何度も大安寺でそのピアノで演奏会を開かれたそうなんです。プライベートなコンサートだったらしいのですが、当時かなり話題になったそうです。そんな由緒あるピアノで演奏させていただけて本当に光栄でした。