クリスマス会レビュー(子供の部)

去る12月15日に子供の部のクリスマス会を開催しました。今回はあまりにも盛りだくさんの企画を詰め込みすぎて、まるで発表会のようになってしまいました。

クリスマス会1

クリスマス会に対する私の願いはいくつかあります。まず、楽しんでほしい。親御さんたちも巻き込んで、みんなに景品が当たるビンゴ大会(太っ腹!)や、お菓子と飲み物のティータイムもあります。ピアノ教室で頑張っている他の子と知り合いになってほしい。今回はみんなでハンドベルの演奏をやりました。事前に楽譜を配っておいたら、当日はちょっとしか練習しなかったのにバッチリでしたね!慣れない楽器なのにみんなのピアノで培われたリズム感や適応力、素晴らしかったです。

音楽編では、基礎力、テクニックの大切さを知ってほしい。今回のテーマはスケールでした。普段からの基礎練習が大事ということを、分かってもらえたら嬉しいです。曲を上手に弾いている子はスケールも問題なく弾けていましたね。そして自分で曲を自由に選んでほしい。クリスマス会では、ポップスでもクリスマス曲でもオッケーだし、長さ制限もありません。何曲弾いても構いません。皆さん、長時間にわたる演奏を熱心に聴いてくださっていたのには感動しました。

最後に今回の演奏の講評。
準備段階で最初はのんびりとしていた子も、ラストスパートで大きく飛躍したり、直前まで驚くような進歩がありました。それから、大きなミスなく弾けている子が多かったです。素晴らしいことだと思います。
ただ、間違えずに弾くことで満足して欲しくないです。いつも言っているように人には共感力があり、音楽は、言葉以上に人に心の中を伝達する力があるので、例えば弾く側が「緊張するな、間違えたくないな」と思いながら弾いたら、聴く側は「どうか、間違えませんように」と心配しながら固くなって聴いてしまいます。でも、本番ギリギリでやっと弾けるようになっているようでは、固くならずに弾く方が難しいですよね。逆に「ああ、ピアノが弾けて幸せ!」という気持ちで弾けば、「ああ、幸せな気持ちにさせられるなぁ」と思いながら聴いています。つまり、心の内が丸見えなんです。表現してなんぼ、という事なんです。もう少しダイナミックに音楽を楽しんで、自分らしい生き生きとした表現を届けられるといいですね。また次回、指導がんばります!

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