引っ越しました。近況報告。

長らく更新を怠ってしまい申し訳ございません。

前回更新より発表会を済ませ、4月より教室を白庭台に移転いたしました。自宅に併設した新しい教室は前より部屋も広くなり、グランドピアノも2台に増えてますます指導環境が整ってまいりました。

夏には沢山の生徒がピティナコンクールで健闘して一段と演奏に磨きがかかったように感じます。
帰ってきた生徒達に「どうだった?」と聞くと、「楽しかった!」と答えてくれたのが何より嬉しかったです。
生徒に常にお話しているのは、コンクールを成長のツールとして利用してほしいという事。一つの曲を
考えうる限り磨いて完成させるという勉強は、なかなか普段のレッスンでは出来ない事。そのため、私は
必ず生徒に満足のいく演奏が出来たかどうか尋ねるようにしています。親御さんには、こどものコンクールは
結果が大切なのではなく、いかにおおきく成長を遂げたかを見てあげて下さいと言っています。
コンクールですから、落ちる子もいます。ただ、スポーツの大会や学力テストではないので、評価する側も主観的でいい加減なものだし、受ける会場によっても結果が全く違ってくるようなものですので、結果だけに一喜一憂するのは間違えていると思います。努力した結果、子供が悲しい気持ちになったり、深く傷つく事、最悪なケースではピアノを嫌いになってしまうような事は絶対にあってはならない事だというのを、先生も生徒も親も、また、主催者側も肝に銘じておかなければならない事だと考えています。

コンクールと個性について考える

7月だというのになんだかお天気がすっきりとしませんが、この涼しさは嬉しいです。

ピティナ地区予選もいよいよ終盤戦にさしかかろうとしています。
今年も何か所か行ってきましたが、レベルが高く、どの地区も激戦。ミスの少ない完璧な演奏が多い中、、キラリと光る演奏をするには、やはり個性や表現力が問われるのだと思いました。クラシック音楽は、守らなければならない様々なルールがあります。その決められた枠の中で萎縮してしまわないで、のびのびと表現することへの飽くなきチャレンジが、この芸術を追及する面白さだと私は思います。

ところで、自由と言うのは、やり方を違えてしまったり、やり過ぎると悪趣味な審査員が嫌う勘違いの演奏になってしまいます。しかし、自由すぎる演奏でも、名作から何らかの刺激を受けて表現しようとしている姿勢を私は評価します。

私はそれよりも没個性の完璧な演奏が嫌いです。それこそ、冒涜だと思います。完璧に曲を弾くにはかなりの時間をその曲に費やしたに違いないのに、表現面がないがしろにされているのは、許される事ではありません。西洋音楽の美意識を理解し、表現を磨くには、勉強しかありません。ルバートや強弱の加減、どんな音が美しくて、どんな音が汚いのかなど知るためには、歴史を勉強し、文化を勉強し、作曲者についても研究し、様々な演奏を聴き比べ、実際に足を使って現地に行ってリサーチをする、似た他の作品も研究する・・・あげるとキリがありません。いきなり全部やろうとするとハードルが高いのですが、審美眼を養うには日々の「研究と経験」だという事を覚えておいて下さい。

さて、嬉しい中間報告!現在時点でコンクールに参加した5人全員が地区予選を優秀賞で通過、見事地区本選への切符を手に入れました!皆さんの頑張りには全く頭が下がります。おめでとう!みんな、気持ちのこもった自分だけの美しい演奏を本選でも是非していただきたいです。
またコンクール直前にミニコンサートを開きますので、ご期待ください。

夏も終わり

暑さも和らぎ、気持ちの良い季節になってきました。

夏前に新しい生徒が何人か入室したことに加え、この夏はピティナの審査と指導でバタバタとあっという間に過ぎてしまった気がいたします。お陰様で、今年はピティナコンクールの本選に5名中3名の生徒が進むことが出来ました。しかし、何よりも嬉しかったのは、本当に皆さん普段の何倍も練習し、緊張を乗り越えて演奏し、素晴らしい成長を見せてくれた事です。

特に未就学児部門のA2級を受けた生徒たちの成長は目覚ましく、普段使っているバスティンのテキストに戻った時に、今まで使っていた本が簡単すぎて、2冊~3冊先に一気に進んでしまっていたのには私も親御さんも驚きました。A2級を受けた幼児さんたちは、まだピアノを弾き始めて数か月から1年余りの子供達です。もちろん、コンクールも大きな舞台で弾くことも初めてでした。勢いに乗った生徒たちのこれからの指導に、気が引き締まる思いです。

上級の生徒は、今回、特に良い音質や音色に焦点を当ててレッスンをしました。日本の住宅事情や、多湿の気候のせいなのか、日本の生徒は狭い空間で弾く事に慣れてしまい、硬質な響きのない音になってしまいがちです。西洋人は、自然な残響のあるヨーロッパの石造りの教会などの中で弾く楽器の音に慣れているのに対し、、木の文化の日本人は音がどうしてもデッドになってしまいます。少しでも音を最後まで聴ける様に、遠くまで通る美しい音を出せるようになる為にと、今回はコンペの直前にホールを借りてステージ上でレッスンを行いました。大きな空間での音の響き方の違いを体感してもらい、耳を研ぎ澄まし、自分の音を最後まで聴き、次のフレーズのタイミングを計る。生きた音楽づくりをして行く事がいかに弾き手にも、利き手にも充足感を与えてくれるか、少しでも伝われば良いと思いました。ホールでのレッスンの効果は絶大でしたので、これからも出来れば定期的に続けていき、コンペを受けない生徒たちにも是非経験してほしいと思っています。

コンクール初挑戦

こんにちは。気持ちのいいお天気が続いています。年々季節の移り変わりが早くなっていくように感じるのは私だけでしょうか。

もうすぐ夏のコンクールの季節。オープンしてまだ2年の当教室では今年初めてコンクールに挑戦するチビッ子が3人、ピティナの最年少グループである未就学児対象のA2級を受けることになりました。私の下でピアノをスタートした子たちなので、指導者としてもドキドキします。普段のレッスンとは違い、一つの曲をピカピカに磨き上げる作業を行っています。これから経験する色々な事を経て、一段と成長してくれるのが何よりも楽しみです。