Tomoko について

奈良県生駒市でピアノ教室をやっております。生徒も先生も楽しくをモットーにピアノと奮闘する毎日です。

ショパンコンクール in Asia 2017

昔、オランダ、アムステルダム近郊で夏行われている講習会、ホーランドミュージックセッション(Holland Music Session) で、まだお元気だったエキエル先生に教えていただいた事があります。エキエル先生はショパンのナショナルエディションを手がけた先生で、ショパンの権威でもあり、当時のショパンコンクールの審査員長でした。とても紳士な方で、銀髪をきっちりと分けて真夏にもかかわらず毎日スーツで学校にいらっしゃっていました。とても姿勢がきれいで、私の事を気に入ってくださりワルシャワ音楽院に勉強に来るように誘われたのですが、遠いからだとか、言葉が分からないからだとか、食事がまずそうだからとか、訳のわからない言い訳をしてお断りした記憶があります。そういうチャンスはもちろん二度と訪れることはなく、先生はもうお亡くなりになり、若い頃は色々勿体無い事をしたなあと今になって残念に思います。その時フィリッペという少年がいて、ショパンコンクールに出場するつもりで先生にレッスンをつけてもらいに来ていたのですが、コンサートで聴いた彼のバッハのパルティータ1番の美しさに心が震えたのを覚えています。「そう、これよコレ!私が弾きたいのは、こんな感じなのよ!」と思った記憶があります。日本に帰ってから暫くしてその彼がショパンコンクールで2位を取ったと聞き、なるほどと納得したものです。彼のバルカローレも美しかったけど、バッハは私とはとても違うレベルの行きたくても行けない場所に立っている気がしました。

さて、日本で毎年行われるショパンコンクールin Asia、審査員メンバーが錚々たる顔ぶれ。なんと、今年はあの時のフィリッペ・ジョジアーノが審査で来ているというではありませんか!なんだか懐かしい気持ちでいっぱいになりました。また彼の演奏が聴いてみたいものです。

カンタービレピアノ教室からは、2人の小学生が先週の全国大会に出場。年末もお正月も練習に明け暮れていたみたいです。本当に、偉いとしか言いようがありません。私なんて、おせち食べてお酒飲んで遊んでる間に、勤勉に自分たちで考えて練習しているのですもの。ところで、大勢の中でピアノをたった一人で、全くアウェイな場所で、知らない人たちの前で弾くなんて、殆どの人にとっては恐怖以外のなにものでもありません。その人たちの前に自らすすみ出て、ありったけの心を込めて弾く、集中して弾く、もうそれだけで賞賛に値します。あらゆる雑念をシャットアウトし、ピタッと心のスイッチをオンにして演奏する快感を、この子たちもだんだんと知るようになってきているように思います。よく、子供達から演奏時のことをあまり覚えていないなどと聞くけど、右脳が解放されたリラックス状態のなかで集中している、普段とは違う状態になっているのでしょう。この子たちもそんな感じを味わったのでしょうか。それにしても、たった1ヶ月で本選曲を練習し、思いっきり出し切って、清々しい表情でもどってきた2人を誇りに思います。1人は奨励賞をいただき、今週アジア大会に行って来ます。

コンクールで弾く際、ついつい正解を求めてしまいますが、演奏に正解、不正解はないと思います。考えうるあらゆる対策を立て、持っている知識を総動員して練習したのちは無の境地で持っているものを出すだけです。フィリッペの演奏が私の中にずっと残っているように、ずっと誰かの記憶に残るような演奏ができるようになりたいですね。

 

新年あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

年末年始、いつもと最も違っていた点は、忙しい年の瀬にも関わらずおせち料理を習いに行き、初めて3段重のおせちを手作りした事です。本当に美しく、買ったものとは比にならないくらいどれを食べても美味しかったです。

元旦の朝は恒例の春日大社へ初詣をしました。

バスティンコンクール速報

嬉しいニュースが飛び込んできたのは昨日、年の瀬も迫り、こちらは教え納めの最後のレッスンを前にのんびりと部屋の片付けをしていたところ、その生徒ちゃんから電話がありました。そう、昨日はバスティンコンクールの全国大会で、生徒の1人が予選を経て出場していたのでした。そしてなんと、嬉しい事に特別優秀賞のBastien Awardを受賞したのでした。1・2年の部は受験者数も多く激戦なのに、よく頑張りました。

でも、もっと驚いたのは後からお母様から聞いた話。生徒ちゃんはなんと前日より熱で寝込んでいたとの事、当日も体調が悪いのに朝の3時過ぎに家を出発して名古屋の会場入りしたことなどなど。根性のあるファミリーです。

でも、もう無茶はしないで早く元気になってちょうだいね。

メリークリスマス!

皆さま、良いクリスマスを過ごされましたか?私もたまにケーキを焼いてみたりもします。今年はスポンジはうまくいったのですが、何故か生クリームが泡だてても泡だててもホイップにならなくて、少しきめの粗いクリームになってしまいました。

初めてのピアノ教室ランチ会

おさらい会の後に場所を移動し、生徒とお母様方とお店を貸し切ってランチパーティーをしました。普段は出来ない話もたっぷりできたし、子供達はすぐに仲良くなり、大人も子供もはしゃぎまくりでした。先生らしく居られる時間を、おさらい会の終了とともに私も終わらせていただいたので、全く普通にオトナのテーブルで子供達の笑い声をBGMに楽しませていただき、お昼間からワインまで頂いてしまいました。絶対に接待とか出来ない、自分も楽しんでしまう、ダメな社会人の見本です。

クリスマスおさらい会、無事終了

クリスマスおさらい会、無事終了いたしました。みんな自己ベスト更新くらいに素晴らしい演奏をしてくれて、とても誇らしく、またとても感動しました。このおさらい会、実は準備期間が非常に短く、中には半月くらいしか練習期間がなかった人もいました。私のミスで、新曲を出してから先週のレッスンまで一回も見てあげられなかった為に、音もリズムも間違いだらけで来た生徒が、たったの数日で間違いを全てなおして完璧に仕上げて来たのには正直舌をまきました。それぞれの子供のレッスンと成長過程にドラマがあり、みんな一生懸命で、想像以上のレベルにまで仕上げてくれ、ピアノを教えていて本当に良かったと思えるおさらい会でした。

教室の方針にご理解いただき、協力的なご家族の方にも感謝の気持ちしかありません。やはり音楽は素晴らしいですね。音楽を通じてみんなと繋がれる事をとても幸せに感じます。今回、連弾曲もたくさん演奏してもらったのですが、子供同士ばかりではなく、お互いの家に行くなどして親同士も仲良くなれたみたいで、「またやりたい!」という声も多々聞かれました。私自身もお母様2人とクリスマス曲の連弾をし、沢山笑い、それはそれは楽しかったです。

練習時間はどのくらい?

昨日来た生徒、コンクールを前に猛練習をしている様子で、たったの数日で物凄く上達して来ました。コンクール前はどの子もモチベーションが上がり、良いカンフル剤になっている様に感じます。なんと、週末に7時間も練習したとお話ししてくれました。おばあちゃまに付き添われて来たのですが、どうやら音楽の道に進んだ私は、常に小さい頃からそのくらい練習して来たと思われているみたいでした。

実は、恥ずかしい話ですが小さい頃の私はそんなに練習していませんでした。7時間なんて数えるくらいしかしたことありません。でも、人に誇って言える事と言えば、私は3−4歳くらいでピアノを始めてからピアノの練習を殆ど休んだことがない事。小さい頃、親戚の家に行っても、おばあちゃんの家に行っても練習をお休みさせてもらえず、その先々で短時間でもピアノを練習させられていた記憶があります。「今日は特別だから練習休み」と言うのが几帳面な母には殆ど通用せず、毎日欠かさず練習させられていました。普段は学校から帰った後の4時からがピアノの時間。2時間くらいだったと思います。疲れて船を漕ぎながらバッハのインヴェンションを弾いたり、テープレコーダーに録音した音を流して練習しているふりをしたり、はたまた漫画や本を譜面台に置いて弾いたり(本を読みながら弾くのは難しすぎて、早々に諦めましたが)などあまり褒められたものではない練習もありましたが、継続は習慣になり、力になったと思います。

今の子供達は様々な習い事や塾に追われてかつてないくらい忙しい毎日を送っています。でも色々な生徒にピアノを教えるようになり断言出来るのは、休まずに練習するのが上達への近道だと言う事。休むと逆戻りするので、忙しいからこそコンスタントに前に進めるように、毎日時間を見つけて効率よく練習したいですね。

嬉しいニュースに慌てる大人たち

日曜日はお休みをいただいています。普段は二人の子供が学校から帰宅する時間くらいから教え始めるので、我が家の夕飯はいつも9時前後。育ち盛りがお腹を空かせて、でも私が教えている時間は全て遊んで過ごしています。そんな訳で日曜は家族サービス。のんびり過ごそうと思っています。

tatsuta river昨日は紅葉を見に竜田川に行ってきました。「千早ふる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」百人一首でも歌われている日本人なら聞いたことのある川ですが、これが近くの東生駒駅の横を流れているあの川です。東京の友達には少し鼻が高いのですが、これが少し前までは公害ですっかりドブ川になってしまっていたそうです。今は地元の方の努力もあり、随分と綺麗になり、生き物も少しずつ戻ってきたようですね。

昨日行ったのは、生駒より少し下流の平群町にある竜田公園の紅葉まつり。万葉集に歌われているような風情のある山の景色に、野焼きをしている煙があちこちで見えて、なんだかタイムスリップしたようでした。途中でゆっくりランチをしていると、着いた頃には雨がポツポツ。あまり良い写真は撮れませんでしたが、とにかく綺麗でした。

そんな頃、実は生徒二人がショパンコンクール in Asia の大阪予選を受けていました。コンクールを受験すると言うのは大変なエネルギーを要するのに、生徒も親御さんも本当に良く頑張っていると思います。実は竜田川に出かけながらも、やきもきと生徒からの連絡を待っていたのです。何度も携帯をチェックします。

結果は嬉しいことに二人とも通過。1月の全国大会に行けることになりました。本当によく頑張っていましたものね。

さあ、ここからが大変でした。今まで準備期間が短く予選の曲にしか手が回らなかったので、本選の準備が全くできていない。喜ぶ子供と、ひるむ大人たちで、昨夜は大変でした。子供は時間の概念が大人に比べるとあまりないので、1ヶ月しか準備期間がないことに関してどの様に感じているのでしょう・・・?短い?長い?

いずれにしても1ヶ月で身長が1cm伸びる様な成長期の子供達です。きっと大人たちがびっくりする様な成長を遂げてくれるでしょう。

 

クリスマスおさらい会

クリスマスおさらい会を開催する事となりました。去年は自宅での開催で、アットホームな雰囲気でしたが、全員同時に行うのが難しく、3回に分けて行いました。それも楽しかったのですが、今年は趣向を変えてホールで全員で集まります。ゲームもスペースがあるので色々想像が膨らみますし、色々なレベルの人の演奏を聴くこともできますので、少し朝早いスタートですが教室に興味のある方は是非この機会に見学にいらしてください。見学のお申し込みは問い合わせフォームからどうぞ。

  • 日時:  2017年12月17日(日) 午前9時半開演

 

リサイタル無事終わりました!!

recital flower

10月21日、ヤマハなんばセンターのサロンホールでリサイタルを開きました。台風の前日で大雨の中、大勢のお客様にお越し頂き、小さなホールの客席はほぼ満席・・・。本当に有難うございました。

演奏は初めは緊張したものの、お客様との距離がとても近くニコニコと拍手してくれている知り合いのお顔などが見えて、だんだんリラックスすることが出来ました。夢中に演奏し、あっという間の2時間でした。30年以上ぶりに再会した小学生時代のピアノの先生や、大学卒業以来会っていなかったアメリカ時代の友人のサプライズの来場、嬉しい再会が沢山あり、忘れられない1日となりました。そして何よりも嬉しかったのは、沢山の人に「よかったよ、感動した!」と言ってもらえた事。上手とか、綺麗という褒め言葉ではなく、「感動した」とみんな口を揃えて言ってくれるのは私にとっては最大の賛辞なので、なんだかとても嬉しかったです。
リサイタルチラシ
これからも精進して参りたいと思っています。